文部科学省ー>怒りのニュース

もしも、自分の家庭が貧しくて、大学に行けないとしたら、まじめに勉強するだろうか?

国家公務員に成る道が閉ざされて、役人に成って偉そうにして、定年前に天下り先に行って、何度も退職金もらって、老後も安心な人生を過ごせないとしたら、まじめに勉強するだろうか?

高校卒業と共にどこかの会社に入って、死ぬまで安い給料で人に使われる人生が待っていると知ったら、まじめに勉強するだろうか?


格差をなくすると言うならば、お前らの給料を減らせ。

高校くらいまでの勉強なんて大した事はない。

その程度のもので、人生を決めるなんておかしい物だ。

先日、高校でITの授業をする機会があった。
久しぶりに高校生と一緒に時を過ごした。
そのクラスは札付きの崩壊クラスだった。寝ている子は多いし、勝手に私語をして教師の話も聞かない。

僕は彼らの顔を見て、どうしても悪い子には見えなかった。
少し打ち解けて、資料を一人一人に手渡す時に進路を聞いてみた。
3年生の半分は就職だった。まだ進路が決まっていない子もいた。
そして具体的な進路は皆話そうとしなかった。

彼らの不安が手に取るように分る。

自分たちにこれから何が起こるのかも分らないで、社会に放り出されるのだ。

授業には課題が出ていたので見ているだけで良いと言う事になっていたのだが、彼らのやる気のなさに腹が立ったのも加わって、「エイ」とばかりにマサヤオリジナルの授業をした。

会社に入るとどんな目にあうのか色々と話しをした。

僕は大学を出て14回以上転職をした。
その体験を話したのだ。

彼らはキラキラと目を輝かせて聞き入ってくれた。
その姿に胸がジンと来て喉が詰まった。

ITの授業なのに、人生の授業になったのだ。


人は皆自分自身だけの人生を生きる。
時に苦しいことも有るだろう。
そんな時に思い出せる人との出会いが今の学校に有るのだろうか。


3日目が終る頃には3年生の特ににぎやかだった数人と話しをして「今度いつ来るの」と聞かれた。
僕も彼らも、もう会う事はないことを知っている。

帰りの車の中で涙が出て来た。

お前ら、がんばれよなあ。

僕は、彼らに元気をもらった。



文部科学省の学校教育のカリキュラムは役に立たない。
こういう、馬鹿官僚どもには本当に腹が立つ。









asahi.com2011年12月29日0時0分


学力調査で家計把握へ 文科省、格差解消に活用計画
 文部科学省は28日、2013年度の小中学生の全国学力調査で、家庭の経済状況を把握するアンケートを行うことを決めた。学力と家庭の豊かさの関係を調べ、格差をなくす対策を考えるのに生かす狙いだ。

 所得の低い世帯に給食費や修学旅行費などを支援する「就学援助」を受けている子が多い学校は、学力調査の正答率が低い傾向があることが分かっている。

 文科省の担当者は「家計と学力の関係を、学校単位よりも子ども一人ひとりのレベルできめ細かく分析することで、放課後の補習など教育格差を解消する指導法づくりに役立てたい」と説明している。13年度以降も続けるかどうかは結果をみて判断するという。




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