今日も、携帯でのカンニングのネタで....

筒井康隆さんが昭和47年に書いた(新潮社から出版された)『俗物図鑑』と言う本を僕は大好きなのだ。
この本面白いです。
山藤章二さんのイラストも大好きなのだ。



物語の中盤で、主人公の息子が「カンニング」で著名大学に合格した事を話すシーンが有る。

消しゴムにマイクロフィルムを挟み込んだりマイク付きの鉛筆を使って応用問題を受験場外で解いてもらう手口が紹介される。

父親のなぜカンニングをするのかという問いかけに『受験勉強は馬鹿になるだけだ』と言うのだが、まさにそのとおりだなあ。




僕のゼミの先生と前に話した時に「年々生徒の質が落ちて来ている」、「何をしていいのか分らない生徒が多い」と言っていた。

そう言う生徒を作っているのは大学なのだ。
本質的には、卒業生を受け入れる企業の問題なのだ。



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科挙の昔からカンニングは無くならない。
上手くすり抜ける運と技術が有れば、社会入ってからも上手くやって行けるんじゃないか。

僕なんかも、お客さんと話していて、聞いた事の無い単語が出て来るとカンニングしたいもの。
客の「うちの業界についてどのくらい知っているのだ」というテストに対しての答えが知りたいのだ。

そんな時に、上手くカンニング出来る人間は僕よりもいい成績を得ることができるかもしれない。



受験勉強が社会に通用すると思う人間はその一問だけの問題と思うかもしれないが、その一問に答えられないと0点と言う問いかけが有るのだ。



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ちょっと犯人を考えたのだけど、受験会場にいた監視員じゃないかなあ。
動機は受験に対しての怒り。

どうだろうか?

      • >そう言う事は無さそうだなあ。

しかし、マスコミはリンチにかけそうな勢いだなあ。
やった人の心中はいかなる物だろうか。

自殺したりしないよなあ。


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携帯電話を預かるのが難しいと言う事をニュースで言っていた。
僕なら、試験開始時に隣の人と交換して、電源切って机の上におかせておく。
隠し持っていたらそれはそれで問題は別なのだろうなあ。


どうだろうか?



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