いじめの研究 修復的司法、性暴力の理解と治療教育
- 作者: ハワードゼア,西村春夫,細井洋子,高橋則夫
- 出版社/メーカー: 新泉社
- 発売日: 2003/06/10
- メディア: 単行本
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- 作者: 藤岡淳子
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 単行本
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いじめを性暴力と同じ根を持つ問題として考えて行きたい。
修復的司法のアプローチから「いじめの問題」を考えて行きたい。
数年前に「修復的司法」と言う考え方を知って、藤岡淳子さんと言う大阪大学の先生がお書きになった「性暴力の理解と治療教育」と言う本を読んだ。
修復的司法の考え方はとても気に入った。
ハワードゼアさんの本も買って読んだが、昔から僕が考えていた事が沢山解決した様な気がする。
いじめが「性的な欲望に起因する行為である」と分ればそれに対応する方法もかわって来る。
修復的司法と言うのは、現在の私たちが生きている社会のパラダイム「応報的司法」を変えようとしている。
応報的司法では、加害者の行為を責める事で犯罪が引き起こした社会の不安定を安定に変える。
修復的司法では、関係者が加害の理由を理解して、被害の引き起こす関係者の悲しみを理解する。
そのプロセスから社会は癒されて新たな安定が生じる。
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