高速無料化と呼ぶのは止めよう、「一般道化」なのだ。公費でまかなうのだ。

世の中にタダの物などはない。

何らかのコストはかかる。

どこで、どういう風にコストを負担するのかと言うことを考えるのだ。

高速道路は大きな利権なのだ。今の既得権益者が受けている権益をなくするべきなのだ。
その為に高速を一般道路と同じ様に完全公費負担にするべきなのだ。



高速道路の料金と言うのは、「1.作るお金」「2.維持するお金:人件費」「3.維持するお金:建築費」である。


無料化といっているが、「無料」になっているのではなく、「利用料」として徴収しているお金を税金でまかなっているのだ。

問題は、2の「維持する人件費」を一切減らさないで、そのまま税金を投入しても意味がない。
また建設費も適切な競争が行われているとは考えにくい。


無料化にすると「混む」から無料化に出来ないなどと言う理屈は言語道断である。


JR、役人、政治家、この三者が一番の既得権益者である。
道路公団はこういう連中を上手く操って、反対する連中を骨抜きにしている。


高速の入り口と出口を今混んでいると言われる所で3倍くらいにして、お金とらない様にすれば渋滞は解決する。

一般道路と同じ扱いになれば、「乗り口」「降り口」は今の何倍も作ることができる。
利用者も乗り降りの選択が沢山できるから無駄なガソリンの使い方もしないで済む。
もの凄いCO2の削減になる。


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マスコミは高速の「無料化」に対して批判的な意見を出して世論があたかも反対している様にしているが、当然である。
彼らのスポンサーは高速の「無料化」に抵抗しているのである。




JRが出している広告費はとんでもない額である。
航空関係(国内線)の広告を出している所も無料化には抵抗しているだろうなあ。

役人の天下り先だから、役人にとっては大事である。
議員は地元に高速道路を(土木事業)持ってくるのだから大いに嬉しい。

高速の入り口と出口をどこに設定するかと言うのは大きな利権である。




首都高なんかも乗り降りの口がもっと増え、料金の徴収をしない様になれば、渋滞は確実に緩和される。

一気に全ての高速道路を「公費負担」にしなければ意味がない。

運送業は嬉しいし、流通にかかっているコストも減る。


かつては国鉄が物流のかなめだったが、今はトラックの運送がかなめである。全てのコストが落ちるのである。
家を建てるにしても、建築資材のコストから下がるのである。タマゴの値段もヒナを輸送する所から、飼料を搬入する所から下がるのだ。アマゾンで買って運送会社が運ぶコストも下がる。




相変わらず、マスコミは「本当に困る連中」を出さないで、あたかも庶民が困る様なキャンペーン中である。

税金でまかなうとすると、国会での議論,あらゆる経費の透明化が必要になり、それは利権を奪う事になる。
だから、公団(役人の天下り先)は抵抗するのだ。


もっと僕らは腹を立てないといけない。